【観た映画】バック・トゥ・ザ・フューチャー
【観た映画館】佐世保カズバ1・2
【出演】マイケル・J・フォックス クリストファー・ロイド リー・トンプソン
【監督】ロバート・ゼメキス
【データ】1985年製作・アメリカ映画・上映時間1時間56分
【管理人のひとことコメント】
練られた脚本に脱帽!何度も観たくなるノンストップ・タイムスリップ活劇です。
デロリアンにダウンジャケットにジョニー・B・グッド!ロックなノリのタイムスリップ映画
キャスリーン・ターナーとマイケル・ダグラス主演のアドベンチャー・アクション
「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」の監督として注目されたロバート・ゼメキスの、
大ヒット出世作です。
前作も、インディ・ジョーンズの女性版って感じで終始飽きさせないノンストップ冒険活劇でしたが、
この「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は更にファッション性もプラスして、
文句無しの娯楽作品になっています。
また、歴史的事実や当時の流行をベースにして、ギャップ的笑いや悦楽感を仕込む手法は、
後にロバート・ゼメキスがトム・ハンクス主演で撮ってアカデミー作品賞を獲った
「フォレスト・ガンプ」にも通じますね。
ただ、ファッション性と言っても当時流行りのDCブランドとは相反するセンスです。
ダウンジャケットにジョニー・B・グッド、
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの主題歌!
主演のマイケル・J・フォックスもイケメンというより、
ロック好きなノリの良い弟みたいなキャラクターです。
カウンター・カルチャー的というかロックなカッコよさですね。
そして、なんといってもデロリアン!
昭和のスポーツカーを象徴するような低車高と角ばったデザインが、
むちゃむちゃかっこいい!
そして、
タイムスリップするための条件は、ドク特製の次元転移装置(タイムマシン)を積んだデロリアンを
時速88マイル(約142km)で疾走させる事、しかもそれを操作する方法がラジコンのプロポ!
ってなんてクールな設定なんでしょう。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのファンで、実際にデロリアンでやってみて、
警察に捕まったアホな人がいましたが、ちょっと気持ちはわかりますw
ロバート・ゼメキスの練りに練られた脚本とスピーディな展開が痛快過ぎ!
そんな映画が、全世界で興行収入3億8千万ドル(約800億円!)、
日本でも約61億円の大ヒットを記録したのは、
製作総指揮にスティーブン・スピルバーグの名前があったからでしょうか。
なんかこの映画辺りから、マニアックな趣味とロックなノリが、
世間に認められ出したような気がします。
映画は、タイムスリップを題材とした冒険活劇として、
最初から最後までテンション高く騒がしく怒涛の展開で、
終始ハラハラドキドキさせてくれます。
特に、タイムマシンの開発者ドク役のクリストファー・ロイドが、
強烈な演技で少々強引なストーリーをグイグイ引っ張ります。
過去と現代と未来が交錯してどんどん改変されていくので、
作りようによってはタイムパラドックスの問題とか、
深刻なストーリーに転がしがちな展開を、
ロバート・ゼメキスの練りに練られた脚本で、
絶妙な伏線の回収が楽しめる痛快娯楽映画に仕上げてます。
「フォレスト・ガンプ」も同様に重くなりがちな題材を笑いに変えて、
エンターテインメントに昇華してましたから、
これはこの人の才能なのでしょうね。
余談ですが、
映画と同様にドタバタな展開でノンストップアクションが体感できる、
ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)のアトラクション
「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」は、
大好きで何回も体験したのですが、
ミニオンズの「ミニオン・パーク」に改装され無くなってしまいました。
形を変えても良いので、復活してくれないですかねえ。
Amazonプライム・ビデオで観られます。